コラム/能楽の習い事 ・出張サービス

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吉野山 蔵王堂

4月は暖かかったり 急に寒くなったり 毎日目まぐるしく気温が変化し、雨も続いています。

おかげで今年は少し長い期間桜が楽しめたように思います。

今日はその桜で有名な吉野に 白鷹酒造の恒例の謡曲史跡巡りツアーで 行ってきました。

さすがに吉野といえども もう桜は終わっていて 八重桜が少し残っていたぐらいでした。


吉野駅からタクシー七台に分乗してまずは金峰神社に。

こちらの写真にあるお堂には 義経が身を隠したと言い伝えがあるそうです。

吉野には様々な歴史があり 義経や静御前が 頼朝の追っ手から逃げてきた場所としても有名ですし、
それを題材にした「吉野静」「二人静」「忠信」なとが お能にあります。

歌舞伎の義経千本桜で有名なシーンの 忠信が空中を移動する場面をモデルにした
展望台からの景色も絶景でした。

豊臣秀頼寄進の社殿で有名な吉野水分神社(みくまりじんじゃ)にて 宮司さんからお話を伺い、
吉野にまつわる曲を少し演奏させていただきました。

戎屋さんという旅館で皆さんでお食事をし、その後二人静のお話や
演奏を父とさせていただきまして 蔵王堂まで歩いていきました。

蔵王堂は東大寺の大仏殿の次に大きいお堂だそうです。

後醍醐天皇が一時期 都を置かれたという南朝の皇居跡を 拝見したりして、
謡曲の枠だけではない歴史のひとときを感じさせていただいた一日でした。


次回は5月15日の土曜日、京都の泉涌寺の予定です。

謡曲や鼓を知らなくても十分楽しめるツアーですので一度お出かけいかがでしょうか?

(株)フェリシモ主催の「古典芸能講座」 in アトリエFint,takk!!

4月8日に 京都の烏丸にあります焼き菓子屋さんの「フィンタック」というお店の二階で
小鼓の1日体験講座をさせていただきました。

主催は通販の会社で有名な「フェリシモ」さんで、
そちらのお客さんであるフィンタックさんを会場にさせていただきました。

フィンタックさんの奥さんと ご主人は 共に能楽のファンで
期間中はお店に能楽の関連のお写真や 本の展示も 行われていました。



今回はお若い方が多く、普段あまり触れることのない日本の楽器「小鼓」を
楽しんでいただいたかと思います。

体験講座中写真が撮れなかったのが残念です。

写真はフィンタックさんの美味しいお菓子やジャムたちです。



体験講座もお茶、お菓子がついており、
皆さんと共に楽しい時間を過ごさせていただきました。

烏丸に行かれたときには是非フィンタックさんの手作りお菓子に会いに行かれてください。

池坊文化学院 文化の参観日 小鼓一日体験講座

池坊文化学院で普段の授業とは違って、一般向けに「文化の参観日」と称して
お茶やお花、お香などを一日限定で体験させていただける日を設けており、
小鼓の講座に3月半ばにいってまいりました。

 

当日は幅広い年代の方々が35名とたくさん来てくださり
90分授業フル回転で皆さんに「高砂」の一節をうっていただけるようにお稽古いたしました。

皆様、短い時間の間に真剣に耳を傾けてくださりなんとか一曲うてるようになりました。

そして最後に 希望者のみ皆様の前でミニ発表会もして終了いたしました。

お稽古したいけどどんなものか体験してみたいかたに ピッタリの講座だと思います。

次回の小鼓は11月21日の日曜日です。ふるってご参加ください!

結婚披露宴 (於:御霊神社)

先日 御霊神社で行われた 結婚披露宴へお招きいただきました。

 

私は 祝福の謡として 「高砂」より「四海波」を・・・

そして 「高砂」から仕舞を披露させていただきました。

みなさん真剣な面持ちで見てくださいました。

新郎新婦さま 改めて 心からお祝い申し上げます。

 

小鼓 初級4回コース 第1回 3月9日 (於:熊本市)

小鼓 初級4回コース 第1回 3月9日 (於:熊本市)
指導:大倉流小鼓方 久田陽春子先生

 

今回のお稽古は9名の方をお迎えしました。

1人だけ経験のある方がいらっしゃいましたが、
あとは小鼓に触れるのが全く初めてとおっしゃる方ばかりです。

はじめに、先生から、小鼓のしくみや音の種類、能楽での小鼓の役割などのお話がありました。

そしていよいよ小鼓を手にし、持ち方、構え、打ち方を教示していただき、実際音を出してみました。

「ぺちっ」としか鳴らない音に、皆さん苦笑いで、「難しいんですね」と異口同音。

この日は、小鼓の手の「ミツジ」と「ツヅケ」を学びましたが、真剣な眼差しの皆さんは、
打ち方もだんだん様になり、掛け声も「ヨ!」「ホ!」と張りのある元気な声を出していらっしゃいました。

素晴らしいことに、約2時間のお稽古の終わる頃には、先生の拍子に合わせて「高砂や」が何とか打てるように。

お稽古の合間には、皆さんからいろいろな質問もあり、能のお話も交えながら、
凛とした空気の中にも和やかさの漂う良い時間でした。

参加なさった方々は、「楽しくてたまらない」「新しい世界に触れられて嬉しい」と
感想をおっしゃっていました。

陽春子先生、ありがとうございました。

新年 打ち初め

今年も 2月半ばに新年打ち初め会をいたしました。

新たな年の初めに書初めをされるように、
謡や小鼓も 謡い初め、打ち初めなどをいたします。

日頃は私の謡いに合わせてのお稽古ですが、この日には謡の先生に来ていただいて
小鼓をうつので 内輪だけといえども 皆緊張の面持ちでした。

皆さん それぞれに一生懸命 ご自分のお稽古されている曲をうたれていました。

普段のお稽古ではなかなかわかりませんが、発表会などの節目に
日頃のお稽古の成果が発揮されます。

毎回 皆さんが少しずつでも上達されているのが目に見えてわかります。

なかなか結果が はっきりとした形になるものではないだけに、
自分が上手になってるのかが わからないとおっしゃる方も多いのです。

上記の写真はそれぞれ発表が終わられたあと 全員で「四海波」という
高砂の中のおめでたい一節をうったところです。

一日の終わりにおめでたい曲で締めくくります。 

打ち初めの後は皆さん和気あいあいと会食を楽しまれました。

豊崎小学校発表会

2月8日月曜日の朝、十時から豊崎小学校の子供達のお仕舞、謡、小鼓の成果発表会をしました。

梅田にあります大阪能楽会館に徒歩圏内である学校の特権といいましょうか、
発表会はこの能楽堂の舞台であります。
9時から能楽堂の中を探検してそれから足袋をはいてリハーサルです。
日頃は学校の音楽室でのお稽古ですので、実際に舞台に上がると
勝手が違いますが みんな一度通しただけでバッチリ覚えてくれました。
本番はどの子も とても上手に出来て嬉しかったです。

成長していく過程で、能舞台に上がるような機会は
もしかしたら今回限りの子供がほとんどだと思いますが、
貴重な体験をしたことをいつまでも忘れないでいてほしいと思います。

子供の稽古能

二ヶ月に一度、大阪の一部の能楽師の子供達の稽古会があり
うちの子供も参加させていただいています。

私の大倉流の家元と 大阪の観世流職分の上野先生と 神戸の上田先生と
皆さんご親戚という つながりなのですが 
それぞれのお子さん達の勉強の為に始められて はや二年になります。

うちは親戚ではないのですが、ちょうど子方のいる曲の時に
お邪魔させていただいたのをきっかけに 伺うようになりました。

先生方の監督のもと、大学生、高校生、中学生と うちの子供が最年少で
それぞれ緊張の面持ちながら皆頑張っています。

昨日は西宮の某所の稽古舞台で行われました。

お稽古風景は写真に撮れないので 舞台だけの写真です。

日頃は皆 学校の勉強に忙しい中を合間を縫ってのお稽古で大変だろうと思います。

学校が終わって 夕方から夜にかけての勉強会でした。

次回は日頃と場所をかえて GWウィークに奈良県の談山神社での稽古会となりますので
滅多にない、一般の方々に目に触れていただける機会です。

また翌日の四日には引き続き大倉宗家によります小鼓のシンポジウムもありますので
是非足をお運びください。

宝生流定期公演

 2月11日の祝日は大阪の枚方市にあります 京阪「香里園」駅の
線路沿いにある 宝生流の能楽堂にて 定期公演がありました。



関西では唯一の宝生流の能楽堂です。

観世流に比べますと人数が少なく公演数も少いのですが、
金沢方面では 宝生流は「加賀宝生」と言う言葉があるぐらい勢力があります。

地域によって各流儀の多い少ないがあります。

能は現在約200曲ぐらいですが、
流儀が違っても曲はほとんど一緒で、大きくは謡の節(メロディー)が違います。

 

終末期の方 お一人のための演能


私どもの元へ連絡が入りました。

「特別養護老人ホームの入居者様への公演を希望しております。」

終末期の方 たったお一人のために 施設に伺いました。

職員の方が、ベッドを起こし、タオルを入れて横向きにされ、
少しでも見えるようにされたのですが・・

・・とても意識があるように思えません。

お世話をされている職員の方々と共に、高砂の一説を謡い、
仕舞:寺澤幸祐 小鼓:久田陽春子 が 演じました。

すると 

ベッドに横たわる、その方の目と口元がかすかに動き、

     声をかすかに「あぁ~あぁ~」と・・・。

居合わせた私たちは 涙、涙、なみだ・・・

今まで 演能をして数々の感動を味わってきました。

でも 今回のことは・・・

「感動」という言葉で表せない、なんというのでしょう・・

ずっしり重くて深いモノを感じ、

会場を後にしてからも 一日考えさせられるものでした。

今日ほど 「能楽師をしていて良かった」

   心から思えたことがあったでしょうか。。。

この特別養護老人ホーム「ふるる」

入居者の方に喜んでいただくには何を提供すればいいかを
考えておられるとのこと。

このような施設がもっと増えるといいですねぇ。

 

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