コラム
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小鼓 初級4回コース 第1回 3月9日 (於:熊本市)
小鼓 初級4回コース 第1回 3月9日 (於:熊本市)
指導:大倉流小鼓方 久田陽春子先生

今回のお稽古は9名の方をお迎えしました。
1人だけ経験のある方がいらっしゃいましたが、
あとは小鼓に触れるのが全く初めてとおっしゃる方ばかりです。
はじめに、先生から、小鼓のしくみや音の種類、能楽での小鼓の役割などのお話がありました。
そしていよいよ小鼓を手にし、持ち方、構え、打ち方を教示していただき、実際音を出してみました。
「ぺちっ」としか鳴らない音に、皆さん苦笑いで、「難しいんですね」と異口同音。
この日は、小鼓の手の「ミツジ」と「ツヅケ」を学びましたが、真剣な眼差しの皆さんは、
打ち方もだんだん様になり、掛け声も「ヨ!」「ホ!」と張りのある元気な声を出していらっしゃいました。
素晴らしいことに、約2時間のお稽古の終わる頃には、先生の拍子に合わせて「高砂や」が何とか打てるように。
お稽古の合間には、皆さんからいろいろな質問もあり、能のお話も交えながら、
凛とした空気の中にも和やかさの漂う良い時間でした。

参加なさった方々は、「楽しくてたまらない」「新しい世界に触れられて嬉しい」と
感想をおっしゃっていました。
陽春子先生、ありがとうございました。
新年 打ち初め
今年も 2月半ばに新年打ち初め会をいたしました。
新たな年の初めに書初めをされるように、
謡や小鼓も 謡い初め、打ち初めなどをいたします。
日頃は私の謡いに合わせてのお稽古ですが、この日には謡の先生に来ていただいて
小鼓をうつので 内輪だけといえども 皆緊張の面持ちでした。
皆さん それぞれに一生懸命 ご自分のお稽古されている曲をうたれていました。
普段のお稽古ではなかなかわかりませんが、発表会などの節目に
日頃のお稽古の成果が発揮されます。
毎回 皆さんが少しずつでも上達されているのが目に見えてわかります。
なかなか結果が はっきりとした形になるものではないだけに、
自分が上手になってるのかが わからないとおっしゃる方も多いのです。

上記の写真はそれぞれ発表が終わられたあと 全員で「四海波」という
高砂の中のおめでたい一節をうったところです。
一日の終わりにおめでたい曲で締めくくります。

打ち初めの後は皆さん和気あいあいと会食を楽しまれました。
豊崎小学校発表会
2月8日月曜日の朝、十時から豊崎小学校の子供達のお仕舞、謡、小鼓の成果発表会をしました。
梅田にあります大阪能楽会館に徒歩圏内である学校の特権といいましょうか、
発表会はこの能楽堂の舞台であります。
9時から能楽堂の中を探検してそれから足袋をはいてリハーサルです。
日頃は学校の音楽室でのお稽古ですので、実際に舞台に上がると
勝手が違いますが みんな一度通しただけでバッチリ覚えてくれました。
本番はどの子も とても上手に出来て嬉しかったです。
成長していく過程で、能舞台に上がるような機会は
もしかしたら今回限りの子供がほとんどだと思いますが、
貴重な体験をしたことをいつまでも忘れないでいてほしいと思います。
子供の稽古能
二ヶ月に一度、大阪の一部の能楽師の子供達の稽古会があり
うちの子供も参加させていただいています。
私の大倉流の家元と 大阪の観世流職分の上野先生と 神戸の上田先生と
皆さんご親戚という つながりなのですが
それぞれのお子さん達の勉強の為に始められて はや二年になります。
うちは親戚ではないのですが、ちょうど子方のいる曲の時に
お邪魔させていただいたのをきっかけに 伺うようになりました。
先生方の監督のもと、大学生、高校生、中学生と うちの子供が最年少で
それぞれ緊張の面持ちながら皆頑張っています。
昨日は西宮の某所の稽古舞台で行われました。

お稽古風景は写真に撮れないので 舞台だけの写真です。
日頃は皆 学校の勉強に忙しい中を合間を縫ってのお稽古で大変だろうと思います。
学校が終わって 夕方から夜にかけての勉強会でした。
次回は日頃と場所をかえて GWウィークに奈良県の談山神社での稽古会となりますので
滅多にない、一般の方々に目に触れていただける機会です。
また翌日の四日には引き続き大倉宗家によります小鼓のシンポジウムもありますので
是非足をお運びください。
宝生流定期公演
2月11日の祝日は大阪の枚方市にあります 京阪「香里園」駅の
線路沿いにある 宝生流の能楽堂にて 定期公演がありました。

関西では唯一の宝生流の能楽堂です。
観世流に比べますと人数が少なく公演数も少いのですが、
金沢方面では 宝生流は「加賀宝生」と言う言葉があるぐらい勢力があります。
地域によって各流儀の多い少ないがあります。
能は現在約200曲ぐらいですが、
流儀が違っても曲はほとんど一緒で、大きくは謡の節(メロディー)が違います。
終末期の方 お一人のための演能
私どもの元へ連絡が入りました。
「特別養護老人ホームの入居者様への公演を希望しております。」
終末期の方 たったお一人のために 施設に伺いました。
職員の方が、ベッドを起こし、タオルを入れて横向きにされ、
少しでも見えるようにされたのですが・・
・・とても意識があるように思えません。
お世話をされている職員の方々と共に、高砂の一説を謡い、
仕舞:寺澤幸祐 小鼓:久田陽春子 が 演じました。
すると
ベッドに横たわる、その方の目と口元がかすかに動き、
声をかすかに「あぁ~あぁ~」と・・・。
居合わせた私たちは 涙、涙、なみだ・・・
今まで 演能をして数々の感動を味わってきました。
でも 今回のことは・・・
「感動」という言葉で表せない、なんというのでしょう・・
ずっしり重くて深いモノを感じ、
会場を後にしてからも 一日考えさせられるものでした。
今日ほど 「能楽師をしていて良かった」
心から思えたことがあったでしょうか。。。
この特別養護老人ホーム「ふるる」
入居者の方に喜んでいただくには何を提供すればいいかを
考えておられるとのこと。
このような施設がもっと増えるといいですねぇ。
豊崎小学校

1月の最後の週から 2月の1週目にかけて 計7回、
大阪の梅田にあります豊崎小学校に 「能楽出前講座」に うかがってきました。
4年生対象なのですが、
都会のど真ん中にある小学校は ドーナツ化現象だそうで 1学年30人前後だそうです。
もう4年近く 毎年この時期にお邪魔していますので すれ違った5年生や 6年生は
「あっ!鼓の先生だ」と 声をかけてくれたり 覚えていてくれて嬉しいです。
この出前講座は 毎年「謡、仕舞」「小鼓」と 2コースに分かれて お稽古します。
ご挨拶をやり直すところから始まりましたが、1回ごとに 皆長時間きちっと正座できるようになり
集合の時には 決めたことを注意しながら 綺麗に座れるようになりました。
普段は 音楽室と 視聴覚室にわかれてお稽古しますが、
2月8日に近くにある大阪能楽会館の能舞台で 発表会をするため
今日は 合同で最終の出入りの仕方などをお稽古しました。
皆緊張の面持ちでしたが、4年生という年齢
まだまだ可愛いところがあり 監督しながら つい笑みがこぼれてしまうところもあります。
短い日数ながらみんなとお稽古した 1回90分はとても充実していました。
鼓の手を(楽譜)覚えるだけの授業ではなく 小鼓にまつわる話題を
算数や 理科や 社会といった話題に 盛り込みながらすすめていたので
こちらも みんなから色々教わることが出来ました。
ちょうど私の子供が 同じ4年生と言うこともあり、「算数は今どんなことを習ってるの?」とか
「今はどんなゲームが流行ってるの?」とか 「スポーツは何が人気?」など聞いては情報を収集したり。
みんなはゲームを1日どのくらいしてるの?など
毎回 聞くことがたくさんあり 参考にもさせてもらいました。
発表会には みんなの頑張った成果が 見られるものと期待しています。
龍野小学校 能楽体験

雪舞う寒い日、龍野小学校に行ってきました。
おひなさまの下段に飾られる5人囃子は 能からきています。
太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡 の説明をしてから、
各楽器に分かれて、体験を・・。

必ず、正座して 最初と 最後に
「よろしくお願いいたします」 「ありがとうございました」と 手を付いて挨拶を。

世界で一番痛い楽器「大鼓」も体験し、
高学年の子供たちの目が キラキラしています。
子供たちは この先、受験・就職などで 忙しくなるだろう。
でも このような体験は いつか 能楽堂に 足を運び易くなるもの。
継続して 小学校への訪問は 続けていきたいものです。
鼓楽の会
年末押し迫った12月20日の 「鼓楽の会」が ようやく終わりました。
当日には 大勢のお客様に足をお運びいただき お陰様で満席となりました。
ただただ 感謝の気持でいっぱいです。
囃子方の主催の会らしい音楽性の特色が生かせたプログラムになったのではないかと思います。
あらためて 「今後もお客様の楽しんでいただける催しを作っていかねば!」
「気持ちを 新たに頑張らねば!」と思っております。
今後ともご後援のほど宜しくお願いいたします。
「歳末助け合い能」 in大槻能楽堂
今年もまた数日となってしまいました。年末=慌ただしいと連動いたします。
先日、「Grazia」(グラツィア)という雑誌に「和の習い事」の特集が載っていましたが、
女優の中谷美紀さんが 「ドラマの役作りで能の型を勉強する仕舞を習っています」と書いておられました。
その中に、「日常の忙しさから休憩するためにプライベートで能楽堂にお能の公演を見に行く」と書いてあり、
お友達には「一緒にお昼寝しに行こう」とお誘いして行かれるそうです。
勿論、本当にお昼寝されるわけではないですが、
能は 目に見えない癒しのアルファ―波が出てるようで、心地よく眠りに誘われます。
さて、慌ただしい年末ではありますが 恒例行事の「歳末助け合い能」が
12月23日(祝 水曜日) 大槻能楽堂にて 10時からと14時半からの 二部制で催されます。
(※上記パンフレットをクリックしていただくと大きく表示されます。)
演目は 「弱法師(よろぼし)」「千手(せんじゅ)」「一角仙人(いっかくせんにん)」他・・・で 二部とも共通なのですが
演者が替わるので 一部・二部とも どちらも楽しんでいただけます。
詳細は こちらでご覧いただけます。
チケットは 能ドットコムホームページでもお申し込みいただけますので
能ドットコムホームページからお申し込みの際は「歳末助け合い能参加希望」とお書きください。

