コラム/能楽の習い事 ・出張サービス

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終末期の方 お一人のための演能


私どもの元へ連絡が入りました。

「特別養護老人ホームの入居者様への公演を希望しております。」

終末期の方 たったお一人のために 施設に伺いました。

職員の方が、ベッドを起こし、タオルを入れて横向きにされ、
少しでも見えるようにされたのですが・・

・・とても意識があるように思えません。

お世話をされている職員の方々と共に、高砂の一説を謡い、
仕舞:寺澤幸祐 小鼓:久田陽春子 が 演じました。

すると 

ベッドに横たわる、その方の目と口元がかすかに動き、

     声をかすかに「あぁ~あぁ~」と・・・。

居合わせた私たちは 涙、涙、なみだ・・・

今まで 演能をして数々の感動を味わってきました。

でも 今回のことは・・・

「感動」という言葉で表せない、なんというのでしょう・・

ずっしり重くて深いモノを感じ、

会場を後にしてからも 一日考えさせられるものでした。

今日ほど 「能楽師をしていて良かった」

   心から思えたことがあったでしょうか。。。

この特別養護老人ホーム「ふるる」

入居者の方に喜んでいただくには何を提供すればいいかを
考えておられるとのこと。

このような施設がもっと増えるといいですねぇ。

 

豊崎小学校

1月の最後の週から 2月の1週目にかけて 計7回、
大阪の梅田にあります豊崎小学校に 「能楽出前講座」に うかがってきました。

4年生対象なのですが、
都会のど真ん中にある小学校は ドーナツ化現象だそうで 1学年30人前後だそうです。

もう4年近く 毎年この時期にお邪魔していますので すれ違った5年生や 6年生は
「あっ!鼓の先生だ」と 声をかけてくれたり 覚えていてくれて嬉しいです。

この出前講座は 毎年「謡、仕舞」「小鼓」と 2コースに分かれて お稽古します。

ご挨拶をやり直すところから始まりましたが、1回ごとに 皆長時間きちっと正座できるようになり
集合の時には 決めたことを注意しながら 綺麗に座れるようになりました。

普段は 音楽室と 視聴覚室にわかれてお稽古しますが、
2月8日に近くにある大阪能楽会館の能舞台で 発表会をするため

今日は 合同で最終の出入りの仕方などをお稽古しました。

皆緊張の面持ちでしたが、4年生という年齢
まだまだ可愛いところがあり 監督しながら つい笑みがこぼれてしまうところもあります。

短い日数ながらみんなとお稽古した 1回90分はとても充実していました。

鼓の手を(楽譜)覚えるだけの授業ではなく 小鼓にまつわる話題を
算数や 理科や 社会といった話題に 盛り込みながらすすめていたので
こちらも みんなから色々教わることが出来ました。

ちょうど私の子供が 同じ4年生と言うこともあり、「算数は今どんなことを習ってるの?」とか
「今はどんなゲームが流行ってるの?」とか 「スポーツは何が人気?」など聞いては情報を収集したり。

みんなはゲームを1日どのくらいしてるの?など
毎回 聞くことがたくさんあり 参考にもさせてもらいました。

発表会には みんなの頑張った成果が 見られるものと期待しています。

 

龍野小学校 能楽体験



雪舞う寒い日、龍野小学校に行ってきました。

おひなさまの下段に飾られる5人囃子は 能からきています。



太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡 の説明をしてから、
各楽器に分かれて、体験を・・。

 

必ず、正座して 最初と 最後に
「よろしくお願いいたします」 「ありがとうございました」と 手を付いて挨拶を。


世界で一番痛い楽器「大鼓」も体験し、
高学年の子供たちの目が キラキラしています。

子供たちは この先、受験・就職などで 忙しくなるだろう。
でも このような体験は いつか 能楽堂に 足を運び易くなるもの。

継続して 小学校への訪問は 続けていきたいものです。

 

鼓楽の会

年末押し迫った12月20日の 「鼓楽の会」が ようやく終わりました。

当日には 大勢のお客様に足をお運びいただき お陰様で満席となりました。

ただただ 感謝の気持でいっぱいです。

囃子方の主催の会らしい音楽性の特色が生かせたプログラムになったのではないかと思います。

あらためて 「今後もお客様の楽しんでいただける催しを作っていかねば!」
「気持ちを 新たに頑張らねば!」と思っております。

今後ともご後援のほど宜しくお願いいたします。

「歳末助け合い能」 in大槻能楽堂

今年もまた数日となってしまいました。年末=慌ただしいと連動いたします。

先日、「Grazia」(グラツィア)という雑誌に「和の習い事」の特集が載っていましたが、
女優の中谷美紀さんが 「ドラマの役作りで能の型を勉強する仕舞を習っています」と書いておられました。

その中に、「日常の忙しさから休憩するためにプライベートで能楽堂にお能の公演を見に行く」と書いてあり、
お友達には「一緒にお昼寝しに行こう」とお誘いして行かれるそうです。

勿論、本当にお昼寝されるわけではないですが、
能は 目に見えない癒しのアルファ―波が出てるようで、心地よく眠りに誘われます。

さて、慌ただしい年末ではありますが 恒例行事の「歳末助け合い能」が 
12月23日(祝 水曜日) 大槻能楽堂にて 10時からと14時半からの 二部制で催されます。

 

(※上記パンフレットをクリックしていただくと大きく表示されます。)

演目は 「弱法師(よろぼし)」「千手(せんじゅ)」「一角仙人(いっかくせんにん)」他・・・で 二部とも共通なのですが
演者が替わるので 一部・二部とも どちらも楽しんでいただけます。

詳細は こちらでご覧いただけます。

チケットは 能ドットコムホームページでもお申し込みいただけますので
能ドットコムホームページからお申し込みの際は「歳末助け合い能参加希望」とお書きください。

 

能「大会(だいえ)」×比叡山

紅葉が美しい季節になりました。
ほんの短い期間ですが色の移り変わりを楽しみにされている方が多いと思います。

いつもご好評いただいています白鷹酒造が企画をされている

白鷹禄水苑文化アカデミー 特別公開講座 「能のふるさと逍遥」

今月は能「大会(だいえ)」をテーマに比叡山へ行って参りました。

やはり標高が高いだけあり 紅葉ももうほぼ終わりかけていて、とても寒かったですが
延暦寺の観光案内の方のご説明を受けながら まずは東塔、西塔、横川(よかわ)の三つに別れている谷に行ってきました。

「大会(だいえ)」という能は、大がかりなこともあり どちらかと言えば演能は少ない方です。
しかしとても面白い能でもあります。

天狗が主役ですが、能に出てくる天狗のほとんどは、少し間抜けなと申しますか
可愛らしい天狗が多いのです。

大会の天狗も、鳶に化けて町に遊びに行ったところを
子供達に捕まり いじめられ、そこを お坊さんに助けられます。

能はこの後からお話が始まります。
助けてもらったお礼にと、山伏の姿になった天狗が僧を訪ね、
「何でも望みがあれば叶えます」と言いますが、
僧は何も望むものはなく、強いて言えばお釈迦様の姿を拝みたいと願います。

「天狗の魔術で見せる釈迦説法の場面だから、
くれぐれも有り難がったり拝んだりしないでくれ」と約束して
釈迦説法の場面を見せると 僧はあまりの有り難さに思わず 涙を流して 拝んでしまい
瞬く間に 天上界の帝釈天の怒りに触れすごすごと 洞窟に隠れてしまう・・・と言ったストーリーです。

謡の中に山々の景色が謡われている一節をうたい 雰囲気を楽しみました。

その後は 弁慶に縁のある建物等を見て、日吉神社に移動しました。

日吉神社の境内の中には 立派な神楽殿が3つもありますので 
そちらで 少し鼓をうたせていただきました。

寺澤好聲会 秋の会

寺澤好聲会 秋の会 が 天王寺 阪口楼で開催されました。



全国に 能シテ方 寺澤忠芳 寺澤幸祐 のお弟子さんはおられます。
門下生が一同に会しての成果発表会でした。

 

和やかな雰囲気の中にも
謡、仕舞 独特の 凛とした緊張感

これでよし、ゴール というものがない 芸の奥深さ。

簡単に習得できないことが、謡・仕舞の魅力なのかもしれません。

みなさん 出番が終わると 緊張感から解かれ、
ホッとした安堵と達成感から ステキな笑顔を見せてくださいました。

発表会の後は 楽しい懇親会&慰労会タイム。
阪口楼の美味しいお料理とお酒が待っていました。

 

年に二回の発表会を 励みとして
 ますます 腕を上げられるのを 楽しみにしています。

今日一日 ステキな時間を過ごさせていただき、感謝です。

女流能楽師主催「華の座」公演

ホテルに能楽堂があるのはただ一つ
東京渋谷のセルリアンタワーホテルの地下にあります。

2004年に重要無形文化財(総合指定)認定された、
観世流のシテ方 足立禮子さん
宝生流のシテ方 内田芳子さん
金春流のシテ方 富山礼子さんの三人の女流が主催する
「華の座」公演に行ってきました。                    

流儀の違う者同士の催しは珍しいものです。

演目は
能「鶴亀」、舞囃子「葛城(かづらき)」、金春流「源氏供養」、
宝生流 能「杜若(かきつばた)澤辺之舞」でした。


特に杜若の特殊演出の澤辺の舞は難しく、あまり見る機会がないので 興味深く観賞しました。

残念ながら公演中の撮影は禁止されているのですが、
ホテルの能楽堂、客席は他の能楽堂よりも少ないのですが、とても素敵なので、
是非一度 お立ち寄りください。

「蝉丸」探索ツワー


百人一首でも有名な蝉丸という人物を能に仕立てた「蝉丸」という曲をテーマに、
京都から滋賀に入った逢坂の関を尋ねました。
綺麗に整備された関所後とその横にある蝉丸神社にまず到着しましたが、
なんとその周辺には全部で三ヶ所も蝉丸神社がありました。
それぞれに小さい神社ながら、拝殿の前には立派な神楽殿があり簡単なお能ぐらいはできそうな舞台でした。

写真は 一ヶ所目の蝉丸神社と拝殿の前の神楽殿と逢坂の関趾
二ヶ所目の蝉丸神社 (通称 上社)
三ヶ所目の蝉丸神社 (通称 下社)

一ヶ所目に行った蝉丸神社の神楽殿で少しだけ蝉丸の中の有名な下りを奉納させてもらいました。
どの神社も近くにあり数百メートルといった近い距離にあり、
車が多くとおる国道沿いにひっそりとありました。

下社は国道沿いに鳥居があり京阪電車の線路がその後ろに通っているので渡ると
神社が出てきます。拝殿の奥に重要文化財に指定されている燈籠があります。
謡の中に出てくる「関の清水」の遺構もありました。

酒都で聴く居囃子の会

CHIKOサロン芦屋  の サロンde能  が きっかけで、能の世界に引き込まれていきました。

ご縁あって、酒都で聴く居囃子の会  に 行ってきました。

能は 日本が誇る世界無形遺産であるのに、現代の日本人には ほとんど馴染みがありません。
なんとか 若い人にも 足を運んでほしい。

最近 「能のお稽古を始めたい」 「教育の一環として小学校で能の体験学習をしたい」 など
問い合わせが増えてきました。

この WEBパッケージ  は 成果で出るようです。

能 だけでなく、 クラシック音楽 クラシックバレエ も同様 
よほど有名なアーティストでなければ ライブイベントで満席になりません。

能に限らず  芸 を 極めている芸能者 を応援していきたいと思います。

 

 ※写真は 苑の 女将.  今 私のあこがれの女性です.

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