コラム
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小学生が いっぱい
先日 梅田の能楽堂で 開催された能を観て来ました。
なんと 大勢の小学生が来場。
聞くところによると 授業の一環として 伝統芸能を観るというプログラムなのだそうです。
少しでも 子供たちに 能 を 身近に感じてもらう取組みは すばらしいことです。
各地域で 拡がりますように・・・
夏祭りに 薪能 を・・
薪(たきぎ)を奉納する神事の 薪能ですが、 現在では、夜間に野外に舞台を造り、篝火を焚いて演じられるようになり、
夏の風物詩となっています。
学校の校庭などでの 地域の夏祭り には 盆踊り が 定番ですが、
最近では 「薪能」 を 用いられることも 多くなり、依頼が この時期 多く入ります。
子どもたちに 舞台にあがって 体験していただくことも出来ます。
皆さんの地域の夏祭りに 薪能 は いかがでしょうか。
能の四方山話 ~初夏のすすめ~
5月に入り木々の緑が眩しい季節になりました。
5月と言えばお能では初夏の扱いになります。
毎年ゴールデンウィークごろはお天気もよく暑い日が多く、
初夏を感じることも多いですが
今年はどんよりしたお天気でわりと涼しい日が続きました。
この季節の曲は初夏を感じるような水に関係する曲が扱われています。
内容が爽やかかどうかは別ですが、
夏の風物詩の鵜飼を題材にした「鵜飼(うかい)」
「飛鳥川(あすかがわ)」「賀茂(かも)」などといった
川に関する曲などがあげられます。
また、5月11日、 12日は 毎年決まってこの日で
奈良の興福寺の薪御能と決まっています。
芝生の上に板をひいた舞台なのですが、
これがもともとの演能のスタイルと言われています。
朝は春日大社の若宮で「翁」の奉能も恒例です。
午前中に翁を見て、夕方の薪御能まで
爽やかな初夏の奈良を散策してみるのもいかがでしょうか?
テレビでもお能
NHKにて地域伝統芸能祭、梅原猛さん作の新作能「河勝」を見ました。
休みの日 晴れているにも関わらず どこにも出掛けず、まったりしたい時、
ソファーに横になって、能をテレビで観るのも オツなものです。
20日(祝) 午前6時半から7時に 大阪NHKホールにて演じられた
「安宅」が、NHKで全国一斉放送されるそうです。
大好きな 狂言の茂山逸平さんのインタビューを交えた番組とのことで、
今から 楽しみです。
●安宅(あたか)●
気持もお出掛けしてみようかという気分になってきます。
お能の曲目にもそれぞれ季節が設定されています。
2月頃の曲目は「春」の扱いになります。
今年は各能楽堂やホールで「安宅(あたか)」という曲目の
演能が多いようですが、これも2月頃の春の曲です。
歌舞伎でも人気のある「勧進帳」は能を題材に作られています。
兄の源頼朝におわれている義経一行が安宅の関所にて捕われそうになるのを
弁慶の機転により関を越えることの出来る
見所のたくさんある劇的な作りになっています。
一行は山伏の姿となって移動しているのですが
同山(どうやま)と言われる大勢の山伏役が
舞台に所狭しとひしめきあって出てきます。
この曲は能面をつけないで、皆素顔で出てきます。
迫力もあり、また子役が扮する義経が小さいながらも
たくさんセリフもあり客席をなごませてくれます。
お能を見るのが初めての方でも
見やすくて分かりやすくておすすめです。
今年、機会の多い 「安宅」を 是非見に行かれませんか!
お正月には「翁」
本年も能ドットコムを宜しくお願い致します。
皆様はどのように新春を迎えられましたでしょうか?
初詣もどちらに行かれましたでしょうか?
それぞれのご家庭でもお正月には
これをしなければ始まらないというような習慣も
たくさんおありになると思います。
能楽はお正月にはまず「翁(おきな)」という能を上演いたします。
能楽ファンの方の中にも
「お正月にはまずこれを見ないと今年が始まらない」という方々が
たくさんいらっしゃいます。
…ですが、最近では以前に比べて
お正月に翁を上演されるところがグンと減りました。
人手不足や資金がかかるといった事も一つの理由です。
しかし、やはり拝見すると清々しい気分になるものです。
神事の色が濃いこの曲は本当に上演される時期を選びます。
翁は最初にシテの太夫が登場し、続いて千歳(せんざい)、
三番叟が登場し笛、小鼓三人、大鼓、地謡八人程 とたくさん出てきます。
「天下泰平」「五穀豊穣」を祈年して謡を謡い、舞を舞い、
お囃子も同じフレーズののりを繰り返しながら力強くリズミカルに
大地を踏み固めるが如く演奏しています。
この一月には18日の日曜日に梅田の大阪能楽会館にて
「梅猶会定期能」で翁が上演されます。
この会では翁に更に「老松(おいまつ)」という曲を
引っ付けて上演しますのでトータルで三時間はかかる体力勝負の演能です。
以前は翁付きの演能が多かったのですが
これもまたすくなくなってしまいました。
大阪で毎年定期的に翁を上演されるのは
1月3日、4日の大槻能楽堂での「自主公演」です。
毎年東西からの能楽師の先生方が演じられます。
そして他にもう一曲新春らしい曲が上演されています。
皆様も是非来年は翁を見て新春を過ごされてみてはいかがでしょう。
「歳末助け合い協賛能」の詳細
12月23日の「歳末助け合い協賛能」の詳細が
分かりましたので掲載いたします。
二部公演制となっており、
演者や流儀を替えての演能形式となっております。
一部は午前10時始まり、終演予定は一時半過ぎ。
二部は二時半はじめで六時頃終了予定です。
曲目は能
*巴(ともえ)
*百萬(ひゃくまん)
*小鍛治(こかじ)
狂言
*鬼瓦(おにがわら)
他に仕舞 数番です。
どちらとも入場料3000円です。
今年の最後に是非能楽堂へ出かけてみませんか?
能と囃子の発表会
大阪能楽会館に於いて、能と囃子の発表会が開催されました。
お稽古されている小鼓社中のベテランの方から 初めて舞台に上がる方まで、
袴姿で 姿勢を正した凛とした姿で緊張の中 日頃の成果を発表されていました。
猩々(しょうじょう)、羽衣、鞍馬天狗など有名な演目を
小鼓以外は 玄人の先生方で周りをかためられ見ごたえのある会でした。
一度 小鼓を 試し打ちさせてもらったことがあるのですが、
響きのある音は熟練がなければ出ないもので、
ましてや 音を使い分けるなど 出来ません。
素人の私でも ベテランの方と新人の方が 聞き分けられる
小鼓は奥の深い楽器です。
「歳末助け合い能」
霜月を迎えたと思った途端に早くも半月が過ぎ、
なんとなく気ぜわしくなってきました。
先日、新聞に“歌舞伎の顔見世の「まねき」と呼ばれる看板を書き始めた”と
記事が載っているのを見ました。
これを見ると「もう今年も残りわずか…」と寂しい気持ちになりますが、
新年を迎える準備に気持がひきしまります。
京都では、正月用の晴れ着よりも顔見世の為に着物を新調する人が多かったとか!
お客様にとっても顔見世はハレの場であるようです。
日頃は倹約をして暮らし、お正月を迎えるために掃除や正月支度で働き詰…
しかし、顔見世に行く日はしつけをとった着物で美しく装おい晴れ晴れと出かける。
非日常の世界のようです。
お能の世界も今年一年の舞台納めに向かっての催しが
12月23日に大槻能楽堂にて10時より「歳末助け合い能」があります。
いよいよ年末さし迫った日ですが、
今年最後に着物でお出掛けしてはいかがでしょうか。
*大槻能楽堂へは地下鉄谷町線「谷町四丁目」下車10番出口、徒歩10分程。
チケット入用の方、能ドットコムにもお申し込み頂けます。
袷(あわせ)の季節
「秋」過ごしやすい気候はほんの一時で少し肌寒くもなってきました。
衣替えの時期でもありましたが、着物も単(ひとえ)から袷(あわせ)になります。
洋服が普及するようになってからは“単は持っていません”という方も増えました。
着る機会の少ない方は成人式で振袖。その後はお友達や親戚の結婚式で訪問着を…
またお宮参りも着物の方の姿も少なくなりました。
それこそ袷が一枚あればなんとかなるぐらい、着物を着る機会は少なくなりました。
お茶のお稽古やお能のお稽古をしていますと、
お茶会やお稽古、発表会に着る機会も増えるのではないかと思います。
この袷を着る春や秋はお能の世界ではお稽古をなさっている方々の発表会シーズンでもあります。
各、発表会は入場無料ですのでフラリと着物で能楽堂にお出掛けもいかがでしょうか。
*大阪能楽会館での発表会の情報
*11月2日(日)大西松諷社秋季大会…謡いと舞の会
*11月3日(祝)小西弘諷社…謡と舞の会
*11月8日(土)大阪幽謳会…謡と舞の会
*11月9日(日)大阪修諷諷会記念会…謡と舞の会
*11月23日(祝)梅基会…謡と舞の会
*11月30日(日)松月会…大倉流小鼓の 能と囃子の会