コラム
コラム
●安宅(あたか)●
少しずつ暖かくなり春めいてきました。
気持もお出掛けしてみようかという気分になってきます。
お能の曲目にもそれぞれ季節が設定されています。
2月頃の曲目は「春」の扱いになります。
今年は各能楽堂やホールで「安宅(あたか)」という曲目の
演能が多いようですが、これも2月頃の春の曲です。
歌舞伎でも人気のある「勧進帳」は能を題材に作られています。
兄の源頼朝におわれている義経一行が安宅の関所にて捕われそうになるのを
弁慶の機転により関を越えることの出来る
見所のたくさんある劇的な作りになっています。
一行は山伏の姿となって移動しているのですが
同山(どうやま)と言われる大勢の山伏役が
舞台に所狭しとひしめきあって出てきます。
この曲は能面をつけないで、皆素顔で出てきます。
迫力もあり、また子役が扮する義経が小さいながらも
たくさんセリフもあり客席をなごませてくれます。
お能を見るのが初めての方でも
見やすくて分かりやすくておすすめです。
今年、機会の多い 「安宅」を 是非見に行かれませんか!
気持もお出掛けしてみようかという気分になってきます。
お能の曲目にもそれぞれ季節が設定されています。
2月頃の曲目は「春」の扱いになります。
今年は各能楽堂やホールで「安宅(あたか)」という曲目の
演能が多いようですが、これも2月頃の春の曲です。
歌舞伎でも人気のある「勧進帳」は能を題材に作られています。
兄の源頼朝におわれている義経一行が安宅の関所にて捕われそうになるのを
弁慶の機転により関を越えることの出来る
見所のたくさんある劇的な作りになっています。
一行は山伏の姿となって移動しているのですが
同山(どうやま)と言われる大勢の山伏役が
舞台に所狭しとひしめきあって出てきます。
この曲は能面をつけないで、皆素顔で出てきます。
迫力もあり、また子役が扮する義経が小さいながらも
たくさんセリフもあり客席をなごませてくれます。
お能を見るのが初めての方でも
見やすくて分かりやすくておすすめです。
今年、機会の多い 「安宅」を 是非見に行かれませんか!
お正月には「翁」
あけましておめでとうございます。
本年も能ドットコムを宜しくお願い致します。
皆様はどのように新春を迎えられましたでしょうか?
初詣もどちらに行かれましたでしょうか?
それぞれのご家庭でもお正月には
これをしなければ始まらないというような習慣も
たくさんおありになると思います。
能楽はお正月にはまず「翁(おきな)」という能を上演いたします。
能楽ファンの方の中にも
「お正月にはまずこれを見ないと今年が始まらない」という方々が
たくさんいらっしゃいます。
…ですが、最近では以前に比べて
お正月に翁を上演されるところがグンと減りました。
人手不足や資金がかかるといった事も一つの理由です。
しかし、やはり拝見すると清々しい気分になるものです。
神事の色が濃いこの曲は本当に上演される時期を選びます。
翁は最初にシテの太夫が登場し、続いて千歳(せんざい)、
三番叟が登場し笛、小鼓三人、大鼓、地謡八人程 とたくさん出てきます。
「天下泰平」「五穀豊穣」を祈年して謡を謡い、舞を舞い、
お囃子も同じフレーズののりを繰り返しながら力強くリズミカルに
大地を踏み固めるが如く演奏しています。
この一月には18日の日曜日に梅田の大阪能楽会館にて
「梅猶会定期能」で翁が上演されます。
この会では翁に更に「老松(おいまつ)」という曲を
引っ付けて上演しますのでトータルで三時間はかかる体力勝負の演能です。
以前は翁付きの演能が多かったのですが
これもまたすくなくなってしまいました。
大阪で毎年定期的に翁を上演されるのは
1月3日、4日の大槻能楽堂での「自主公演」です。
毎年東西からの能楽師の先生方が演じられます。
そして他にもう一曲新春らしい曲が上演されています。
皆様も是非来年は翁を見て新春を過ごされてみてはいかがでしょう。
本年も能ドットコムを宜しくお願い致します。
皆様はどのように新春を迎えられましたでしょうか?
初詣もどちらに行かれましたでしょうか?
それぞれのご家庭でもお正月には
これをしなければ始まらないというような習慣も
たくさんおありになると思います。
能楽はお正月にはまず「翁(おきな)」という能を上演いたします。
能楽ファンの方の中にも
「お正月にはまずこれを見ないと今年が始まらない」という方々が
たくさんいらっしゃいます。
…ですが、最近では以前に比べて
お正月に翁を上演されるところがグンと減りました。
人手不足や資金がかかるといった事も一つの理由です。
しかし、やはり拝見すると清々しい気分になるものです。
神事の色が濃いこの曲は本当に上演される時期を選びます。
翁は最初にシテの太夫が登場し、続いて千歳(せんざい)、
三番叟が登場し笛、小鼓三人、大鼓、地謡八人程 とたくさん出てきます。
「天下泰平」「五穀豊穣」を祈年して謡を謡い、舞を舞い、
お囃子も同じフレーズののりを繰り返しながら力強くリズミカルに
大地を踏み固めるが如く演奏しています。
この一月には18日の日曜日に梅田の大阪能楽会館にて
「梅猶会定期能」で翁が上演されます。
この会では翁に更に「老松(おいまつ)」という曲を
引っ付けて上演しますのでトータルで三時間はかかる体力勝負の演能です。
以前は翁付きの演能が多かったのですが
これもまたすくなくなってしまいました。
大阪で毎年定期的に翁を上演されるのは
1月3日、4日の大槻能楽堂での「自主公演」です。
毎年東西からの能楽師の先生方が演じられます。
そして他にもう一曲新春らしい曲が上演されています。
皆様も是非来年は翁を見て新春を過ごされてみてはいかがでしょう。
「歳末助け合い協賛能」の詳細
先日の四方山話にのせておりました
12月23日の「歳末助け合い協賛能」の詳細が
分かりましたので掲載いたします。
二部公演制となっており、
演者や流儀を替えての演能形式となっております。
一部は午前10時始まり、終演予定は一時半過ぎ。
二部は二時半はじめで六時頃終了予定です。
曲目は能
*巴(ともえ)
*百萬(ひゃくまん)
*小鍛治(こかじ)
狂言
*鬼瓦(おにがわら)
他に仕舞 数番です。
どちらとも入場料3000円です。
今年の最後に是非能楽堂へ出かけてみませんか?
12月23日の「歳末助け合い協賛能」の詳細が
分かりましたので掲載いたします。
二部公演制となっており、
演者や流儀を替えての演能形式となっております。
一部は午前10時始まり、終演予定は一時半過ぎ。
二部は二時半はじめで六時頃終了予定です。
曲目は能
*巴(ともえ)
*百萬(ひゃくまん)
*小鍛治(こかじ)
狂言
*鬼瓦(おにがわら)
他に仕舞 数番です。
どちらとも入場料3000円です。
今年の最後に是非能楽堂へ出かけてみませんか?
能と囃子の発表会
大阪能楽会館に於いて、能と囃子の発表会が開催されました。
お稽古されている小鼓社中のベテランの方から 初めて舞台に上がる方まで、
袴姿で 姿勢を正した凛とした姿で緊張の中 日頃の成果を発表されていました。
猩々(しょうじょう)、羽衣、鞍馬天狗など有名な演目を
小鼓以外は 玄人の先生方で周りをかためられ見ごたえのある会でした。
一度 小鼓を 試し打ちさせてもらったことがあるのですが、
響きのある音は熟練がなければ出ないもので、
ましてや 音を使い分けるなど 出来ません。
素人の私でも ベテランの方と新人の方が 聞き分けられる
小鼓は奥の深い楽器です。
「歳末助け合い能」
霜月を迎えたと思った途端に早くも半月が過ぎ、
なんとなく気ぜわしくなってきました。
先日、新聞に“歌舞伎の顔見世の「まねき」と呼ばれる看板を書き始めた”と
記事が載っているのを見ました。
これを見ると「もう今年も残りわずか…」と寂しい気持ちになりますが、
新年を迎える準備に気持がひきしまります。
京都では、正月用の晴れ着よりも顔見世の為に着物を新調する人が多かったとか!
お客様にとっても顔見世はハレの場であるようです。
日頃は倹約をして暮らし、お正月を迎えるために掃除や正月支度で働き詰…
しかし、顔見世に行く日はしつけをとった着物で美しく装おい晴れ晴れと出かける。
非日常の世界のようです。
お能の世界も今年一年の舞台納めに向かっての催しが
12月23日に大槻能楽堂にて10時より「歳末助け合い能」があります。
いよいよ年末さし迫った日ですが、
今年最後に着物でお出掛けしてはいかがでしょうか。
*大槻能楽堂へは地下鉄谷町線「谷町四丁目」下車10番出口、徒歩10分程。
チケット入用の方、能ドットコムにもお申し込み頂けます。
袷(あわせ)の季節
「秋」過ごしやすい気候はほんの一時で少し肌寒くもなってきました。
衣替えの時期でもありましたが、着物も単(ひとえ)から袷(あわせ)になります。
洋服が普及するようになってからは“単は持っていません”という方も増えました。
着る機会の少ない方は成人式で振袖。その後はお友達や親戚の結婚式で訪問着を…
またお宮参りも着物の方の姿も少なくなりました。
それこそ袷が一枚あればなんとかなるぐらい、着物を着る機会は少なくなりました。
お茶のお稽古やお能のお稽古をしていますと、
お茶会やお稽古、発表会に着る機会も増えるのではないかと思います。
この袷を着る春や秋はお能の世界ではお稽古をなさっている方々の発表会シーズンでもあります。
各、発表会は入場無料ですのでフラリと着物で能楽堂にお出掛けもいかがでしょうか。
*大阪能楽会館での発表会の情報
*11月2日(日)大西松諷社秋季大会…謡いと舞の会
*11月3日(祝)小西弘諷社…謡と舞の会
*11月8日(土)大阪幽謳会…謡と舞の会
*11月9日(日)大阪修諷諷会記念会…謡と舞の会
*11月23日(祝)梅基会…謡と舞の会
*11月30日(日)松月会…大倉流小鼓の 能と囃子の会
大阪城西・丸庭園の「薪能」

雨が心配される中、大阪城西の丸庭園で行われた薪能に行ってきました。
この日は、聖徳太子につかえたと言われている秦河勝を題材にした
新曲の「河勝」でした。
赤穂の少し先の坂越(さこし)と言うところに最後は流れついたということで
現在は坂越の「大避神社」(おおさけじんじゃ)に河勝がまつられています。
坂越のお祭りの模様などが舞台にもとりいれられており
見た目もとても面白く出来ていたので、
広い西の丸庭園での涼しい幽玄の一時を楽めました。
せっかくですので、赤穂の方に立ち寄ったときに大避神社にも参拝してきました。
皆さまも一度、涼しい幽玄の一時を味わってみてはいかがでしょうか。
「虫干し」の四方山話
毎日朝からはかなりの暑さですが、例年に比べて夜は少し涼しいように思います。この乾燥した晴天の時期にご家庭でも本や書画、
衣類ゎ着物など虫干しされるかと思います。
能の世界でもこの一番暑い時期に、
日頃使用する面(おもて)や装束や小物を干す『虫干し』が各師匠家にて行われます。
昔はエアコンが発達してないので暑い時期や寒い時期は舞台も少なく
暇な時期でもあるというのも一つです。
一年のうち「秋干し」や寒い時の「寒干し」も虫干しにはいいようです。
能装束の虫干しは豪華絢爛、体力的には大変ですが目の保養になりそうです。
関西では京都の丸太町と今出川の間にあります「金剛能楽堂」が
有料で公開しています。
虫干しが毎年8月上旬にあります。
京都に行かれた際には一度のぞいてみてはいかがでしょうか?
薪能とは…
薪能とは「薪の宴の能」という意味で、その起源は平安中期頃から奈良興福寺の修二会に付随して行われていた、
薪を奉納する神事にさかのぼります。
薪の神事が芸能化し、その後、室町時代に「薪能」と
呼ばれるようになったといわれています。
その後いったんは絶えたものの、近年簡略化して復興しました。
現在の薪能は、興福寺薪能にヒントを得て、衰退する能楽の復興のために
1950年に平安神宮で開催された京都薪能が最初です。
その後1959年に観光行事の一環として鎌倉宮で行われた鎌倉薪能など、
主に自治体主催のイベントとして、全国に広まっていったと言われています。
現在では、夕方暗くなってから、薪の火を照明代わりにして
野外で行う納涼能のことも薪能と呼んでいます。
夜の海や林を背景にして薪の明かりで演ずる能は、
幽玄がさらに増して迫力があり、新たな人気を呼び起こしています。
観光シーズンに合わせて行われることが多く、
能楽をあまり知らない人々でも、気軽に能楽に触れることができます。
「薪能」の四方山話
梅雨もあけ、暑い毎日です。少しでも涼しい事を求めてか、お能もこの時期には野外で篝火をたいての薪能が各地で行われています。
是非、お近くの薪能に足を運んでいただき、
夕暮れの一時を楽しんでみてはいかがでしょうか?
参考までに 大阪生国魂神社薪能 8月11日・12日 五時半から(雨天順延)
於:生国魂神社境内 8月27日(水)大阪城薪能 六時から
於:大阪城西の丸庭園 新作能 「河勝」 梅原猛氏作